農場評価規準(Ver.2.2)国際水準ガイドライン遵守規準
3　作物保護と農薬の使用

　3.1　作物保護

項目番号 項 目 名
作3.1.1 作物保護管理計画の策定とその項目
項目内容 確認書類(望ましい取組例)

○都道府県等で発行される防除指針や防除基準を参考に、普及指導員、営農指導員、資格所有者等の指導を受けているか、技術文献や専用のソフトウェア等の技術情報に基づいて策定された作物保護管理計画書がある。
○作物保護管理計画には、以下の内容が含まれている。(防除には、予防的措置、観察と判断、介入作業がある)
�� 対象作物名
�� 防除対象病害虫・雑草名
�� 病害虫・雑草が発生しにくい栽培環境作りの取組み(予防的措置)
�� 発生状況と防除効果等の実績の判断基準(観察と判断)
�� 介入の実施予定時期・予定場所および方法(農薬の使用計画を含む)
�� 介入に必要な農薬等の資材と使用量(農薬の使用計画を含む)

 ○作物保護管理計画書【必須】
○ＪＡや県作成の栽培暦【便利】
○技術情報資料【便利】
遵守規準
・防除管理計画、防除基準等があり、農業普及指導員、JA営農指導員等の指導を受けている。
・技術が裏打ちされたＩＰＭの観点を取り入れた作物保護管理計画書がある。
・作物保護管理計画書には、�　銑Δ瞭睛討垢戮討�含まれている。
　　�� 対象作物名
　　�� 防除対象病害虫・雑草名
　　�� 病害虫・雑草が発生しにくい栽培環境作りの取組み(予防的措置)
　　�� 発生状況と防除効果等の実績の判断基準(観察と判断)
　　�� 介入の実施予定時期・予定場所および方法(農薬の使用計画を含む)
　　�� 介入に必要な農薬等の資材と使用量(農薬の使用計画を含む)
考え方
○作物保護管理計画書には、IPMについて、自社の取組む内容が記載されていることが必要です。その際、�Ｍ祝錨�措置、�ご兒，犯獣如↓ゲ霪�作業の3分野を漏れなく記載してください。また、�Δ惑戚�使用計画を忘れずに記載します。
○自社農場の取組みを記載してください。
○作3.1.1は計画の内容について確認します。
○主な病害虫・雑草について、種類毎に作成してください。
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項目番号 項 目 名
作3.1.2 総合的病害虫・雑草管理(ＩＰＭ)の実践
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○作物保護管理は、「予防的措置」、「観察による介入の判断」、「介入作業」が適切に組み合わされている（総合的病害虫・雑草管理(IPM)の実践）。 ○作物保護管理計画書(作3.1.1)【便利】
○県やＪＡの情報資料【便利】
○作業日誌【便利】
○農薬使用記録(全1.3)【便利】
遵守規準
・IPMに取組んでいる。
・IPMの取組み内容を十分理解し、予防、観察、介入を適切に行っている。
・取組み内容が分かる記録がある。
考え方
○作3.1.2は、作3.1.1(計画)に対して実際に取組んでいる内容を確認します。
○「予防的措置」、「観察による介入の判断」、「介入作業」のそれぞれに当たる主な作業、重要な作業を取り上げてください。
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項目番号 項 目 名
作3.1.3 力量のある人や技術情報に基づいた農薬の選択
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○農薬の選択は、農薬管理指導士、農薬適正使用アドバイザー、普及指導員、営農指導員や資格所有者等農薬に関する力量のある人の指導を受けるか、技術文献や専門講習の受講等の技術情報に基づいており、その責任者は農薬適正使用の指示と検証を行っている。
 ○ＪＡや県作成の栽培暦等【便利】
○指導資料(県普及員・ＪＡ営農指導員等)【便利】
○技術文献、講習会資料【便利】
○農薬取扱い手順書【便利】
遵守規準
・県普及指導員、JA営農指導員等の指導を受けている。
（技術文献の情報、専門講習の受講記録の確認等）
・農薬管理責任者（全1.2）により、農薬適正使用の指示と検証（作3.2.2農薬取扱い手順書、作3.2.5農薬使用記録の比較確認等）が行われていることが記録から確認できる。
考え方
○農薬の選択根拠を明らかにして、すぐに説明できるようにします。
○農薬防除責任者は、薬剤名、適正使用基準、使用する薬剤量、希釈する場合は使用する水の量、注意事項等を口頭／文書（メモ）で散布者に指示します。
○農薬適正使用の検証＝散布量又は希釈倍数の実績を散布直後に再度確認できるような「農薬散布指示書」があるとよい。
○使用時期（収穫前日数）は、収穫日が確定しないと判断できないため、「○月○日から収穫できる」等を作業者に周知、記録しておくことが必要です。
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項目番号 項 目 名
作3.1.4 かび毒による汚染の低減対策の実践
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○かび毒(麦類のDON・NIV、リンゴのパツリン等)による汚染を防止・低減する対策を実践している。 ○作業日誌【便利】
○農薬使用記録(全1.3)【便利】
○作物保護管理計画書(作3.1.1)【便利】
遵守規準
・かび毒による汚染を低減する対策を複数組み合わせて実践されている。
・必要項目、実施した内容等が記録から確認できる。
考え方
○リンゴ、麦類の専用項目、それ以外の作目は該当外となります。
○汚染防止対策を作物保護管理計画書に記載し、実施時期、実施内容を明確にします。
○実施記録は、防除記録や作業記録にかび毒対策と分かるようにして記載する等、後日参照しやすいようにしておきます。

　3.2　農薬の使用

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項目番号 項 目 名
作3.2.1 農薬散布方法の法規制遵守と登録農薬のみの使用
項目内容 確認書類(望ましい取組例)

○散布方法に関する法規制を遵守しつつ、作物保護管理計画に基づき、適正に農薬を使用している。
○登録農薬だけを使用し、無登録農薬、禁止農薬は使用していない。また、期限切れ農薬は使用していない。

 ○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
○作物保護管理計画書(作3.1.1)【便利】
○農薬使用記録(全1.3)【便利】
○農薬在庫管理記録【便利】
遵守規準
・農薬は適正に使用していることが確認できる。
・農薬取扱い手順書に、法規制を遵守する農薬使用に関する記載がある。
・作物保護管理計画に沿って使用していることが確認できる。
・無登録農薬、禁止農薬、期限切れ農薬について認識しており、使用していないことが確認できる。
考え方
○作物保護管理計画と農薬取扱い手順書を関連付けて整備することが必要です。
○農薬取扱い手順書に、以下の事項を明示します。
　　・法規制を遵守して農薬を使用する。
　　・作物保護管理計画に沿って農薬を使用する。
　　・無登録農薬、禁止農薬、期限切れ農薬を使用しない。
　　・期限切れ農薬の確認手順。
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項目番号 項 目 名
作3.2.2 ラベル通りの希釈・散布と販売先（国）の残留農薬基準に適合する措置
項目内容 確認書類(望ましい取組例)

○農薬の希釈や散布は、ラベルの記載通りに行っており、必要な量だけ正確に計量・調合している。
○農薬の取扱い手順書には､農場での散布後立ち入り禁止期間について述べてある。
○販売先(国)の最大残留基準値(MRL)に関する情報を把握して、適合する措置を取っている。

 ○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【必須】
○販売先(国)のMRLに関する情報(該当する場合)【便利】
遵守規準

・農薬を使用する際は、ラベルを確認し、計量器等を使用し正確に計量していることが確認できる。
（計量器の有無、希釈場所、希釈方法等の聞き取り）
・農薬取扱い手順書に、散布後の立入禁止期間が記載されている。
・輸出する場合は、相手国の最大残留基準の情報を把握し、措置が取られている。
考え方
○計量器は農薬専用にします。
○ボトルキャップで計量できるようになっている薬剤があるが、ボトルキャップをその薬剤以外には使えません。
〈散布後の立入禁止期間の記載例〉
「農薬散布後、24時間は散布した圃場に立ち入らない。」
「散布後の立入禁止期間については、農薬ラベルの記載に従う」
○輸出する場合は、一般社団法人全国植物検疫協会(東京)、東海地区植物検疫協会(名古屋)等に相談して、指導を受けてください。
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項目番号 項 目 名
作3.2.3 安全な場所での希釈とタンクへの適切な給水
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○農薬の希釈は、周辺環境に配慮し、農薬や希釈液がこぼれても河川や湖沼等へ流出しない場所で行っている。
○農薬を希釈する水を給水する場合は、農薬タンクを飲料水源や河川・湖沼等に直結して行っていない。		 ○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
○圃場図(全1.1)、施設図(全1.1)(水源、希釈場所の確認)【便利】
遵守規準
・希釈場所や希釈方法の確認で、河川、湖沼等への影響がないことが、確認できる。
・給水ポンプを使用する場合、ホースの先は希釈液に触れていない。
考え方
○農薬の希釈場所は、用水路や排水溝から5m以上離れ、こぼれた薬液等が用水路等に到達する前に全量が土壌浸透して、水系に流出しない場所となります。(距離は目安)
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項目番号 項 目 名
作3.2.4 播種・育苗時の農薬の漏出防止対策と、漏出した場合の対策
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○栽培圃場以外で播種や育苗をする際に農薬を使用する場合、農薬が漏出した場合は、環境や農産物に影響を及ぼさないようにしている。 ○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
遵守規準
・農薬が漏出しない対策がされている。
・漏出した場合、環境や農産物への影響がないことを確認している。
考え方
○例えば、以下の事項を農薬取扱い手順書に明記します
　　・ビニールシートを敷いて、農薬がこぼれた場合に回収する。
　　・育苗ハウス等の栽培ベンチの下に農薬がこぼれた場合は、栽培ベンチの下をよく掃除・洗浄する。
○この管理項目に関係する作業をした場合は、日誌や農薬取扱い記録等に記録します。
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項目番号 項 目 名
作3.2.5 農薬使用の適切な記録とその項目
項目内容 確認書類(望ましい取組例)

○全ての農薬の使用について、以下の内容を記録簿に記録している。
�� 使用した年月日
�� 使用した場所
�� 使用した作物
�� 使用した農薬の商標名
�� 使用した農薬の単位面積当たりの使用量または希釈倍数
�� 収穫前期間
�� 作業者名
�� 使用した防除機
�� 農薬使用時の天候(特に、風等ドリフトに関係する情報)
�� 散布終了時刻(特に、収穫前日に使用した場合)

 ○農薬使用記録(全1.3)【必須】
○農薬使用基準等一覧表【便利】
遵守規準
・農薬使用記録がある。
・使用記録には、�　銑�の全ての記録がある。
　　�� 使用した年月日
　　�� 使用した場所
　　�� 使用した作物
　　�� 使用した農薬の商標名
　　�� 使用した農薬の単位面積当たりの使用量または希釈倍数
　　�� 収穫前期間
　　�� 作業者名
　　�� 使用した防除機
　　�� 農薬使用時の天候(特に、風等ドリフトに関係する情報)
　　�� 散布終了時刻(特に、収穫前日に使用した場合)
考え方
�　銑�全ての記録が求められます。ハウスの場合も同様です。
�∧狆谿賤�表等と照合できるようにします。
��作物名、品種名(商品名)を記載します。
�で戚瑤梁泙簓咾傍�載されている商品名を正確に省略せずに転記します。
�ッ碓面明囘�たりの使用量＝10a当たりの使用量(散布液量ではない)や1株当たりの散布量等、農薬ラベルに記載された量を記載し、実際に秤取った農薬のg数や容量(mL)等は、別に記録しておくと良いでしょう。
�η戚凜薀戰訶�から転記します。
�А↓┐�1名のみ、1台のみであっても記載します。記録簿の1箇所に記載しても良い。
��時々刻々と変化するので、概要を記録してください。
��正しい時計を見て、何時何分と記録します。
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項目番号 項 目 名
作3.2.6 農薬使用回数、成分回数、収穫前日数遵守が確認できる記録
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○農薬使用記録簿等から使用回数、成分回数が守られていることが分かる。
○収穫記録と農薬使用記録簿の対比等で農薬の使用時期(収穫前日数や定植前日数等)が守られていることが分かる。		 ○農薬使用記録(全1.3)【必須】
○収穫・出荷記録(作2.3.4)【必須】
○農薬使用基準等一覧表【便利】
遵守規準
・農薬使用記録があり、使用回数、成分回数が守られていることが容易に確認できる。
・収穫記録があり、収獲前日数が守られていることが容易に確認できる。
考え方
○農薬の総使用回数は、花き類・野菜類で播種まきから収穫までの間に散布して良いという回数です。成分回数の制限もあります。
○また、土壌処理剤でも同じ成分が入っていれば回数にカウントされます。
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項目番号 項 目 名
作3.2.7 農薬散布機等の使用の都度の洗浄
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○農薬散布機は、使用の前に十分な点検を行うとともに、使用後はタンク、ホース、ノズルの内外、その他計量器等を含むその他農薬が付着した全ての部分を洗浄している。 ○農薬使用記録(全1.3)【便利】
○清掃・洗浄記録【便利】
○機械の点検記録【便利】
○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
遵守規準
・農薬散布機は使用前に点検がされている。
・使用後は、都度十分な洗浄、計量器等を含む全ての部分の洗浄がされている。
・点検、洗浄等をしていることが、手順書、記録等で確認できる。
考え方
○使用前点検には、薬液タンク中に前回の残り物がないことの確認が含まれます。
○多数の圃場を数日間にわたって、同一薬剤で散布する場合は、最終日散布後に洗浄すれば問題ありません。ただし、薬液の翌日以降への持ち越しは、薬剤が変質して効果が落ちるので、してはいけません。また、農薬が固着沈殿する場合がありますので、ラベルの使用上の注意等を参照して、適切に取扱い、洗浄の際は注意してください。
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項目番号 項 目 名
作3.2.8 散布終了後の余剰散布液や洗浄液の適正な廃棄
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○余った希釈済みの散布液や、タンク・散布機等農薬が付着した部分のゆすぎ液は、排水路や河川等に絶対に流入させることなく、人や農作物や環境に危害のない場所に廃棄している。 ○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
遵守規準
・排水路や河川等への流入の可能性はない場所に廃棄されている。
・廃棄場所は、くぼ地、ロープ、柵、掲示等で区別されている。
・廃棄場所は、作物、人への影響がない。
考え方
○排水路等からの距離は、5ｍ以上が目安。傾斜や土質等により、土壌浸透が異なるので、可能な限り長く取ってください。廃棄した薬液等が用水路等に到達する前に全量が土壌浸透して、水系に流出しないようにすることが大切です。
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項目番号 項 目 名
作3.2.9 農薬空容器の洗浄と安全な場所・方法での空容器保管
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○農薬の空容器は、防除機の高圧洗浄装置で､または少なくとも３回水で洗浄処理して、中に農薬が残っていないようにしてから、人や環境を汚染しないような安全な場所で、安全な方法で保管している。 ○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
○廃棄物管理計画書【便利】
遵守規準
・農薬の空容器は、3回水で洗浄処理されている。
・空容器を保管する場所は、人や環境を汚染しない安全な場所で、安全な方法で保管されている。
　　場所：農薬庫、倉庫等
　　方法：フタ付きの専用容器、施錠できる場所等
考え方
○農薬工業会の「使用済み容器中の付着農薬の除去と空容器の処分に関するガイドライン」を参考にして、適正な処理保管をお願いします。
○揮発性農薬の容器の処分については、クロルピクリン工業会の資料に処理方法が記載してありますので参考に願います。
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項目番号 項 目 名
作3.2.10 農薬空容器の行政・ＪＡや産廃業者による適切な処分
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○農薬の空容器の処分は、地域の行政やJA等が行う回収システムの規則に従い、または産業廃棄物処理業者を利用して、人への汚染や環境汚染を起こさない方法で行っている。 ○受渡し伝票(マニフェスト等)【便利】
遵守規準
・農薬の空容器の処分は行政やJAの回収システム、産業廃棄物業者を利用している。
・回収システム、業者等の利用状況を確認できる。
考え方
○処分は、JAの回収システムや産業廃棄物処理業者を利用し、適正な処理を裏付ける帳票（処理伝票やマニフェスト）を手元に保管することが必要になります。
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項目番号 項 目 名
作3.2.11 圃場周辺からのドリフト認識と対策の実施
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○圃場の周辺からの農薬ドリフトの影響を認識し、必要な対策を講じている。 ○圃場図(全1.1)、リスクマップ(全1.4)【便利】
遵守規準
・周辺圃場の状況を把握し、ドリフトの影響の有無を確認している。
・必要に応じ、対策を講じている。
考え方
○ドリフトについては、日本植物防疫協会の資料(地上防除ドリフト対策マニュアル)を参照してください。
○リスクマップの活用
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項目番号 項 目 名
作3.2.12 圃場周辺へのドリフトを防止する対策の実施
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○周辺地(圃場、河川、住宅等)への農薬のドリフトがないように、気象条件や時間帯を考慮し、ドリフト低減ノズルの使用、散布の方法、風やノズルの向き等の対策を取っている。 ○圃場図(全1.1)、リスクマップ(全1.4)【便利】
○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
遵守規準
・周辺圃場の状況を把握し、ドリフトの影響の有無等確認している。
・必要に応じ、対策が講じられている。
考え方
○ドリフトについては、日本植物防疫協会の資料(地上防除ドリフト対策マニュアル)を参照してください。
○リスクマップの活用
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項目番号 項 目 名
園3.2.1 土壌燻蒸剤の土壌からの揮散防止策と使用後のガス抜きの実施
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○正当な理由があり、土壌燻蒸剤等の農薬を使用する場合は、ガス化した農薬が土壌から揮散することを防止する対策を実施している。
○土壌消毒終了後には、耕地を充分耕耘して土壌中に残っているガスを除去し、作付までの期間を守っている。		 ○作業日誌【便利】
○農薬使用記録(全1.3)【便利】
○播種・定植記録(全1.3)【便利】
○農薬取扱い手順書(作3.1.3)【便利】
遵守規準
・農薬の種類に応じて、適正な揮散防止対策がされている。
・土壌消毒終了後、ガスを除去する措置がされている。
・土壌消毒を実施する時期が適正であることを確認できる。
考え方
○農薬工業会の資料等を参考に適正な使用をお願いします。
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項目番号 項 目 名
園3.2.2 セイヨウオオマルハナバチの飼育許可取得と逃避防止措置、適正な飼育管理
項目内容 確認書類(望ましい取組例)
○花粉媒介昆虫のセイヨウオオマルハナバチ(特定外来生物)を利用する場合は、飼養等の許可を取得し、ハウス等の飼養施設の基準の項目等に沿った逃出し防止の措置を講じている。
〇その他の外来生物の利用について、適切な飼養管理を実施している。		 ○許可証(該当する場合)【必須】
遵守規準
・使用前に使用許可（有効期間3年間）が取られている。
・更新が必要な場合は、更新されている。
・使用管理の状況（確認状況、使用後の確認状況）が記録されている。
・逃げ出し防止対策（栽培施設の全ての開口部をネットで被覆する、使用後はハチを確実に殺処分する等）がされている。
・栽培施設には、許可証が提示されている。
考え方
○特定外来生物であるセイヨウオオマルハナバチ使用する場合は、環境省の許可の取得及び適正な使用管理の実施が法令上義務づけられています。
○日本固有種に悪影響を及ぼさないような管理を徹底してください。